【ワタリウム美術館】ハートビート展に行ってみた。
おススメ隠れ家美術館といえば…
みなさんはワタリウム美術館をご存知でしょうか。
1990年9月に開館した、わりと新しい美術館です。建築家マリオ・ボッタが建築した外観はとてもユニーク。地上5階、地下1階の建物は、なんと三角形の土地の上に建っています。地上2階から4階が展示スペースで、地上1階と地下1階がミュージアムショップ&カフェ「On Sundays」になっています。
コンテンポラリーアートをメインに扱う美術館なので、規模は小さいですが見ごたえは十分!
アクセス
ワタリウム美術館は地下鉄外苑前かJR千駄ヶ谷駅から徒歩10分ほどの場所にあるので都心からアクセスが良く、お買いものやデートのついでにちょっと寄る…ということもできます。
実は、前回ご紹介したダイアログ・イン・ザ・ダーク会場のすぐ近くにあるので、そちらも合わせて行ってみるのもいいかもしれませんね。
ハートビート展へ
さっそくワタリウム美術館へ!
今回のテーマは『ハートビート展~時代にキスして~』
なんだか興味をひかれるテーマ設定ですね。
入ってすぐ左手が受付、右手はミュージアムショップです。
カウンターでチケットを買います。ペア券を購入すると割安になるので、誰かと二人で行くことをおすすめします。学生の方は学生証も忘れずに!
また、期間中は一度チケットを購入すると何度でも持ってくることができるので、チケットは取っておいた方がいいかもしれません。
入場料:大人1,000円 学生800円(25歳以下)
ペア券:大人 2人 1,600円/ 学生 2人 1,200円
(期間中、何度も使えるパスポート制)
様々なアーティストの作品がたくさん!
順路は2階からなので、徐々に上の階へと展示を見ていきます。
館内にはエレベーターが設置されていますが、外階段もあるのでどちらを使ってもよさそう。
2階から順番に
1章 時代のハートビート
2章 時代のポエム
3章 無限のリズム
とテーマが設定されており、作品全96点が展示されています。
展示作家は以下の通り
河原 温 / アンディ・ウォーホル / ナム・ジュン・パイク/ ヨーゼフ・ボイス / ジョナサン・ボロフスキー / バリー・マッギー /伊藤 存 / ファブリス・イベール / 坂本 龍一 /ルネ・マグリット / マルセル・ブロータス / ジョン・ケー / アレン・ギンズバーグ / ソル・ルウィット /マックス・ビル /
わたしはこれらのアーティストについて何の予備知識もなく行ったのですが、(さすがに坂本龍一の音楽は知っていた)それでも十分楽しめるどころか、刺激的な作品が多くて予定より一時間も長く美術館にとどまってしまったほど!
見ごたえのある展示でした。
中でもわたしが気に入ったのは、ポップアートの巨匠でアメリカ人のアンディ・ウォーホル作『フラッシュ 1963年11月22日 1968』
赤と青、ピンクと赤などヴィヴィッドな色調の写真の横には新聞の記事なのだろうか、タイピングの文字が。1963年に起きたJ・F・ケネディ暗殺事件をモチーフに制作された11枚からなるポートフォリオの中の一枚。
わたしが元々ポップな色使いが好きなせいかもしれませんが、当時の世界中の人々に注目された事件を題材にしたこのポートフォリオからなぜか目が離せませんでした。
そのほかにも、立体や平面といった形にとらわれない様々なアートを見ることができました。どれも毛色が違う作品だったので、一緒に行った友人は、私とは全く違う作品に心を動かされたようでした。
最後に、2階に置いてあるアンケート用紙に答えて帰りに一階カウンターに提出するとくじ引きをさせてもらえるので、何かおみやげをもらうことができます。わたしと友人はミュージアムショップで売っているポストカードをもらいました。
ハートビート展の会期は4月17日(日)までです。終了まであと一か月をきったので、お早めにどうぞ。
ぜひ外苑前へ足を運んでみてください♪