ニホンゴのススメ~第二次ボキャブラリー成長期を活用~

著者:ボカボカ  このエントリーをはてなブックマークに追加 Check

日本語は豊かな言語だと巷で言われていますが、はたして私たちはその豊かさを享受しきれているのでしょうか。
ハタチも過ぎると幼少期とは違い、新しい言葉を得る機会もめっきり減るものです。

そこで今回は第二次ボキャブラリー成長期をムリヤリにこしらえて、
自分の言葉の世界をちょっと広げてみるのはいかがなものかという提案です。

考えてもみてください。

ここに二人の女子B子さんとC子さんがいたとします。
さて、あなたはどちらの女子と食事に行きたいですか?

パターン1
A男「明日夜空いてる?ゴハン食べに行かない?」
B子「すごくうれしぃ♪行く行くー!!」

パターン2
A男「明日夜空いてる?ゴハン食べに行かない?」
C子「手の舞い足の踏むところを知らずー♪ともに食事に行くにやぶさかでなーぃ!!」

* * * * * * * * * * * * * * * * * *

私がA男だとしたら完全にB子に惹かれます。
これはC子と言うべき流れではあることは重々承知ですが、
どうしたってC子に対しては夜急用が入ることを祈らずにはいられません。

…いやいや、こんなことを言いたいのではないのです。
この際モテるモテないはどうでもいいとしましょう。

普段なかなか使わない日本語の奥深さに触れ、それを自分のものにし日常で使ってみる。
持っている言葉がその人の人格を作るとも言われるほどに言葉は大切なものです。
ですから、言葉を広げることにより何か新しい発見があるかもしれません。

ここからは独断と偏見で、ちょっと使ってみたい日本語を用例とともに紹介していきます。

まずは前出の

「手の舞い足の踏むところを知らず」

のっけから、なかなか難易度の高い言い回しです。まず、べらぼうに長いです。

べらぼうに長いですが、意味は「小躍りしてしまう程に嬉しい」というくらいな感じです。

手がどこを舞っていて、足がどんなステップをしてるかわからないというのですから、相当な喜びようであることが察されます。

同じ「とても嬉しい」でも、旅先で親切にしてもらって得るようなじんわりと広がる嬉しさではなく、宝くじを当てたときに得るであろうスパーンッッと一気に昇天するような嬉しさに用いることをオススメします。

しかし、まさに「手の舞い足の踏むところを知らず」の高揚状態の時に、
「テノマイアシノフムトコロヲシラズ」と噛まずに言えるかどうかは、今後のあなたの努力にかかっています。

次はこれまた前出の

「やぶさかでない

この言い回しのニクイところは、一瞬逆の意味にきこえるところです。

なんだか否定形で終わっているから、断られたのかな?!と思いきや、本当は「もちろん!よろこんでそうします!」という意味です。

なぜこのような意味になるかと言うと、「やぶさか」の部分に「嫌だ、気乗りしない」という否定の意味があるからです。
この二重否定からの強烈な肯定は、日本語の奥ゆかしさであり醍醐味です。

なんだか仰々しいことになってきてしまいましたが、ぜひぜひライトに使ってみてください。

たとえば、

友達に「ペン貸して~」と言われた時に「貸すにやぶさかでないよ!」と。

いや、もっとライトに「やぶさかじゃないよん!」と。

もうなんなら「notやぶさか!」でもいいように思います。
温故知新。新しい時代の到来です。ナンノコッチャ。

最後に紹介するのは

「のっぴきならぬ

この表現はひとえに私がこの響きが好きだから紹介します。

かわいい字面とは裏腹に「緊急の、重大な」というような意味を持っています。

響きも好きなのですが、使い勝手もなかなかなものです。

誰かに誘われて、でも用事があって行けないとき、「大切な外せない用があって…」と言うと、なんだかクールでビジネスライクな印象を与えがちです。
しかし「のっぴきならない用事があって…」というと、

あぁ本当は来たかったんだなぁというような一抹の江戸っ子的人間味を感じさせることができます。

「できます。」とか言いきってますが、完全に主観です。

でもなんだか断り方に愛嬌が出て、より聞き慣れない言葉を使うことにより、断りのクッション性も高まるのではないでしょうか。

臆病者の私は断りの着地にさらなるクッション性を求めて
「のっぴきならない野暮用がありまして…」というような
「のっぴきならない」と「野暮用」のコンボで煙に巻いたような表現をすることもあります。

しかし、のっぴきならないなら野暮用ではないし、野暮用ならのっぴきなるので甚だトンチンカンな話です。

最後に

なんだか読んでいて意味わからなくなってしまったという人もいるかもしれませんが、
みなさんの第二次ボキャブラリー成長期への扉をノックできていたら幸いです。

これからもよさげだなと思った日本語を集めて、紹介できたらなと思います。

最後になりましたが、今回紹介した言い回しを実際に日常生活で利用した際に周囲に与えるであろう困惑、反射的に受ける奇異の目に関しては一切の責任を負うことができませんことをあらかじめご了承ください。

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