数字にロマンを感じてみる
と思われがちな数学の世界ですが
実は色んなロマンや、ドラマが詰まっているのです。
きょうは、「未解決問題」というロマンをご紹介。
解けそうで、解けない!!
未解決問題、ゴールドバッハ予想のはなし。
なんだか、聞き慣れない言葉が出てきました(笑)
その名の通り、ゴールドバッハさんが18世紀に立てた予想です。
数学での「予想」とは、
“どうやら成り立つと思うのだけど、絶対とは言い切れない・・・”
というものです。
なんだかふわふわしていますね。
ちなみに。
有名で難しい予想には、
「証明出来たら100万ドル!」と賞金がかけられているものまであります!
(気になった方は、「ミレニアム懸賞問題」で検索を♡)
天才的ひらめきで、一攫千金…!? というのもまた
ロマンのある話ではありませんか?^^
ゴールドバッハ予想て、じつは簡単!?
また今日も、むずかしい数式は一切なし!
ゴールドバッハさんが立てた予想は、とてもシンプルです。
ちょっとその前に、このロマンの主役となる、素数について少しだけ解説。
素数とは、1とその数自身でしか割れない数
(たとえば、2、3,5など) のことです。
予備知識は、これでじゅうぶん。
詳しく知りたい方は、前回の記事もご参照ください。
ゴールドバッハ予想とは
4以上の偶数(2でちょうど割れる数)は全て、
2つの素数を足したもので表すことができる。
というものが、予想の全容です。
少しわかりにくいので、具体例でご説明します。
たとえば、4
4=2+2
と、2つの素数を足したもので表せています。
8=3+5
こちらも、予想はあっているようですね。
他にも、いろんな偶数で試してみてください。
なんとなく、予想が合っていそうな気がしてきます。
まだ誰も解けていない、というロマン
さて、これがなぜ
「未解決問題」というロマンなのかは、
予想が本当に合っているか、が分からないからです。
予想が立てられたのが18世紀、それからずっと謎のままです。
数が無限にあるように、偶数も無限にあるので
一つ一つ確かめようとすると、いつまでも終わりが来ないのです。
解けそうで解けないこのシンプルな予想。
なんだかロマンが広がっていそうではありませんか?
天才的ひらめきでさくっと解いて、
歴史に名を残してみませんか?笑