映画と舞台のエンターテイメント!ゲキ×シネ
皆さんは「ゲキ×シネ」なるものをご存知でしょうか?
ただの劇じゃない、ただのシネマじゃない。舞台劇を映画館のスクリーンで鑑賞する。
それが「ゲキ×シネ」です。
さらにもうひとつ質問。
「劇団☆新感線」をご存知でしょうか?
「劇団☆新感線」は作・演出を「いのうえひでのり」さん、「中島かずき」さんらが務め、「古田新太」さんらが所属する超・超人気劇団です。この「劇団☆新感線」、とにかく人気で、通常の舞台公演はなかなかチケットが取れません。
そんな「劇団☆新感線」の作品を劇場で見られるように、と始まったのが「ゲキ×シネ」なのです。
ゲキ×シネはいつから?
私が初めてゲキ×シネを知ったのは今から5年前。
実際には7年前から上映が開始されており、プロジェクト自体は8年前からスタートしています。
私が初めて見た作品は「メタルマクベス」でした。
そう、原作はシェイクスピアの戯曲「マクベス」。
シェイクスピアの名作をクドカンこと宮藤官九郎が脚色した、マクベス×クドカン×ヘヴィメタルの異色コラボ作品です。
主人公の将軍が3人の魔女に出会うところまでは原作通り。
しかし、そこで魔女から予言とともに手渡されたのは80年代に活躍したヘヴィメタルバンド「メタルマクベス」のCDで・・・
正直言って実際に見るまではまったく想像がつきませんでした。
「はたして面白いのか?」という疑問も・・
しかし観終わってみれば、内野聖陽さん、松たか子さんら出演陣の演技力には圧巻だし、音楽はヘヴィメタなんて全く興味のない私でもめちゃくちゃかっこいいし、冠徹弥さん(ヘヴィメタの歌手の方)の歌にはほんとに鳥肌がたつくらい感動!!!
この作品をきっかけにすっかりゲキ×シネにはまってしまったんです!
「ゲキ×シネ」〜基本情報〜
ゲキ×シネは都内ですと新宿バルト9、品川プリンスシネマなどで上映されています。
料金は 一般2500円、
学生、小人は1800円
前売り券を購入すると2000円です。
本公演を見に行くとなるとS席では10500円しますから、リーズナブルですよね。
さらに劇団☆新感線の公演は人気ゆえに希望の公演がとれなかったり、都合が合わなかったりということがありますが、ゲキ×シネは通常の映画のように2〜3週間くらいは上映されていますから見逃すということもまずないでしょう。
舞台作品なので上映時間は1本につき3時間半程あります。
途中で休憩がありますのでトイレはしっかり済ませておきましょう。笑
「ゲキ×シネ」のおすすめはこれだ!
「劇団☆新感線」の作品には毎回、豪華なゲスト出演者、個性あふれる素敵な劇団員が出演されていて、皆さん演技も歌も本当にうまいです!
演者さん達の魅力もさることながら、脚本家さん達の発想、展開の面白さは毎回期待を裏切ることがありません。
私のイチオシ作品は「五右衛門ロック」
天下の大泥棒、石川五右衛門(古田新太)。
彼が歴史上に実在する人物だということはご存知ですよね?
彼は豊臣秀吉の寝床に忍び込んだ所を捕まり、釜茹での刑に処されたとされていますが、
もし彼が釜茹でになどされていなかったとしたら・・?
逃げおおせた五右衛門と、彼を取り巻く人間模様、そしてお宝の行方。
このイントロダクションだけでわくわくしてしまうのは私だけではないはず!
出演は古田新太さん、森山未来さん、堤真一さん、松雪泰子さんetc
この4人が殺陣から1人ずつ決め台詞を言うシーンはかっこよすぎて今思い出しても鳥肌が・・・笑
そしてタイトルにもあるとおり、この作品のいたるところに散りばめられているのはロック。
五右衛門の葬式の時にもロックがかかっています。
この作品を見て、ロックを大勢で歌うというのはこんなにもかっこいいものか!と、とても感動しました。ロックで泣ける、それが五右衛門ロックです。
石川五右衛門×ロック。これだけで間違いなくかっこいいと思いませんか?
松雪泰子さんが歌うロックも必聴ですよ^^
おすすめの劇団員=橋本じゅん
それと、もう一つのおすすめは、新感線の作品にはほぼ出演されている橋本じゅんさん。
劇団☆新感線の団員の方なのですが、この方には何回笑わされて何回圧倒させられたか分かりません。
演技が本当にお上手なので、毎回、橋本さんがどんな役柄を演じられるのかが楽しみの一つになっています。
橋本じゅんさんら、素敵な劇団員あっての新感線作品なのです。
これから見るならこれ!
ゲキ×シネ最新作、「薔薇とサムライ」が6月25日から公開されます。
出演は古田新太さん、天海祐希さん。
こちらも古田新太さんは石川五右衛門役で出演されています。
ゲキ×シネにちょっとでも興味が湧いた方はぜひ、こちらの作品からゲキ×シネマニアになってみてはいかがでしょうか^^