駄菓子のススメ~読み物としての駄菓子 vol.1~

著者:ボカボカ  このエントリーをはてなブックマークに追加 Check

駄菓子はお好きですか?私は大好きです。「つまらないもの、粗悪なもの」を意味する「駄」を堂々と頭の上に戴くその潔さと謙虚さも含め、大好きです。

しかしながらそもそも、「駄菓子」とは一体何を指すのか、その定義はなんとなく頭では想像できても難しいところです。念のためWikipediaで調べたところ「駄菓子とは、子供の持つ小銭程度で買える菓子のことである。」という表現がなされており、やはり定義は曖昧でした。

たしかにWikipediaのように、値段設定から駄菓子を定義するのが最もわかりやすいと思います。たとえば「100円以下のお菓子」のように。しかしそれではかなりの確率でチョコボールやビスコが入ってきてしまいます。これは大問題です。彼らはおそらく駄菓子ではありません。いや言い切れませんが、たぶん。

では一体駄菓子とはなんなのか。私の思うとこはこんな感じです。

パッケージやキャッチコピーを見たときに
「あぁ~、代理店が入ってなさそうだなぁ~。社長が自分で考えたのかなぁ~。」
というような雰囲気持つお菓子

さんざんもったいぶったわりに出てきたのがこの定義かい。曖昧さに拍車がかかってるじゃないか!!と思いましたよね。ただただ同感です。

しかし、私が駄菓子を好きな理由はこの、「ともすれば社長の顔が見えてきそうな臨場感」にあります。駄菓子はおいしいだけではないのです。「つまらないもの」どころか、かなり「おもしろいもの」でもあるのです。

というわけで今回のシリーズでは、いろんな駄菓子を紹介します。

キャベツ太郎

「キャベツ太郎」というからにはキャベツ味の何かなのかなと思いきや、キャベツは別に関係ないというのは駄菓子フリークの間ではあまりにも有名な話。っていう言い回しをしてみたかっただけで本当のところは有名かわかりません。

せめてパッケージ表のキャラクターをキャベツモチーフにしたらどうかと思いますがそこはなぜかカエル。さらになぜか警官スタイル。腰に下げた警棒と拳銃が可愛い顔と似つかず国家権力の凶暴さを思い出させます。

パッケージを裏返すとなんとそこには消費者へのメッセージ付きです。読んでいくと3行目で、このメッセージがキャベツ太郎自身からのものだということに気づかされます。「通信簿に関係なくおいしいヨ!!」の真意がいまいちわかりませんが、とにかくなんだかキャベツ太郎の気さくで優しい人柄がうかがえます。

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もろこし輪太郎

キャベツ太郎の兄弟商品「もろこし輪太郎」。パッケージ表にはキュートなとうもろこしのキャラクターがあしらわれており、キャベツ太郎に比べ一貫性があります。なんて思いながら油断していると、裏面でまんまと輪太郎ラビリンスに陥ります。

裏面右上の黒枠の中。一行目ではキャベツ太郎と同じように「毎度お買い上げありがとう」のあいさつ。しかし二行目で突然あらわれる「先生」のト書き。置かれている状況が学校であることを知らされます。

先生に特徴をきかれた輪太郎は、「生まれはアメリカ、育ちは茨城県(株)菓道です」と答えています。なんなんでしょうこの違和感。例えるならば、両親のことをきいて「お父さんは人間で、お母さんは東京都杉並区生まれの50歳、右利きでスリーサイズは・・・」と返されたような感じです。前者についてはもうちょっと詳しく知りたいし、後者についてはそこまで詳しくは聞いてないよ・・・というような。スケール表示がハチャメチャです。

輪太郎君、さらに特徴として「育ちのよさ」を挙げています。生徒が先生に対する自己紹介の場面でなかなか言えることではありません・・・とか思いつつ読み進めていくと、六行目の輪太郎の一言で事態は急変します。

「先生と相談してたくさん食べてください。」

勝手に輪太郎君を生徒と考えていましたが、一体何者なのかが一気にわからなくなってしまいました。きっとこれは生徒たち(消費する子供たち)に対して投げかけられた言葉です。では輪太郎自身は何者なのか。学校においてどういう状況で自己紹介しているのか・・・なんて頭を悩ましそうになる寸前に気づきました。輪太郎は、輪太郎でしかありません。そもそも何者でもないのです。あぁ~しょーもないことで悩まないでよかった~、とホッとしていたのも束の間、最後の行で再びラビリンスが口を開きます。
先生の「輪太郎君はなぜ輪になっているのですか?」という問いかけについての輪太郎の答え。

「味が見通せるからです。」

なんかきっとすごくうまいこと言ってるんだと思うけど私鈍いからすぐにピンと来なかったなぁ、もう一回ゆっくり読んでみよう、そしたらわかるかも・・・を5回くらい繰り返しても、一向にピンとは来ませんでした。

そしてさらにこの答えのたちが悪いところは、「ピンッ」までは来ないけど「ブンッ」という鈍い音くらいまでなら来るというところです。全くもって意味不明!!とまでは断言できないのです。

人をラビリンスに陥れておきながら、座布団3枚のしたり顔で「最後キマッタぜぃ!」とか思ってる輪太郎を想像すると、いたたまれません。なんだかんだありましたがひとたび封を切って口に入れると輪太郎がすごく美味しいのもこれまたいたたまれません。

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さて、読み物としての駄菓子シリーズ、第1回目はいかがでしたか?
しばらく買っていなかったなぁ、という人も、駄菓子は手放せない、という人も、
まずは、明日、コンビニで売っている駄菓子を手にとってじっくり読んでから、味わってみてください。

実は、まだまだ奥が深い駄菓子。第2回もお楽しみに。

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