駄菓子のススメ~読み物としての駄菓子 vol.2~

著者:ボカボカ  このエントリーをはてなブックマークに追加 Check

普段、何気なく食べている駄菓子を読み物として紹介している「駄菓子のススメ」。
前回のvol.1で紹介したもろこし輪太郎では、少し感情的になってしまったことを反省していますが、vol.2でも引き続き、vol.1では紹介しきれなかった、ただ食べるだけではもったいない駄菓子の数々を紹介します。

わさびのり太郎

vol.2の1つ目に紹介するのは、わさびのり太郎。わさびのり太郎の裏面メッセージは、口を挟む隙が無いほどに完璧な自己紹介がなされているので、原文をそのまま堪能してください。

まるで高級旅館の女将が夕食の席で料理を紹介するかのような丁寧かつ食欲をそそられる文句が並んでいます。海の幸と山の幸のハーモニーがたったの10円で楽しめるともなればこれは買わない手はありません。

ただひとことだけもの申させていただくと、実際は「ツーン」ではなく「ッツーーーーンッッ!!涙」です。たとえ寸分でもわさびを強められた暁には涙腺は崩壊します。まさに絶妙のバランスです。

のし梅さん太郎

ここまで太郎太郎太郎と続いてきましたが、今回は同じ太郎でも、少しグレードが上なのかもしれません。「さん」という敬称を挟んでからの「太郎」です。斬新です。「のし梅太郎さん」ではダメだったのでしょうか。

パッケージの「太郎」のレイアウトなどから察するに「太郎」は既に一つのジャンルとして成立しているようです。基本の商品名は「のし梅さん」で、まぁさらに商品情報を追加するならば「太郎系」ですよ、というような。そんな雰囲気を感じさせる字体の違いと文字の傾斜です。そうなってくると「あの太郎系なら間違いない。買おう。」という判断を下す消費者の存在を見越してのパッケージデザインなのかもしれません。

これまた裏にはメッセージ付きです。今までの太郎たちの素朴な口調とは一変しなんだか軽くてナウい口調になっています。

「今!話題のカード食品、な、なんとこの値段で買えちゃう。」

のし梅さん、のっけからかっ飛ばしています。この類の駄菓子をカード食品と呼ぶことからして驚きを隠せないのに、今話題だというのですからなおさらおいてけぼりをくらってしまいます。そして「この値段で買えちゃう」というひとこと。たった今世の中に存在すると知ったものに対し「この値段で買えちゃうんだよ!」と追い討ちをかけて言われても、よそで売られてるカード食品の値段を知らない者にそのお得感を感じよというのは酷な話です。そしておそらくよそでカード食品は売られていません。そんな私の動揺を尻目にのし梅さんはさらに続けます。

「スポーツのあとや眠けざましに、スッパイ刺激で気分も一直線。」

スポーツの後にこれを食べたら、私の場合十中八九むせます。呼吸のコンディションがいい時に食べても十中六七むせてるのですから、運動後、動悸の乱れた状態で食べたら完全にむせます。そして最後、のし梅さんの殺し文句です。

「さらにはカードタイプなのでノートやポケットにしのばせて場所を選ばずに食べてみよう。」

のし梅さんのこの提案を真に受けて、ノートにカード食品を忍ばせていたところ先生にこっぴどく怒られた幼少のあの日のことを、この殺し文句を読むたびに思い出します。

やきそば屋さん太郎

これも太郎系です。これにはメッセージは無いのですが裏面にやきそば屋さんの親切な人柄が表れています。「召し上がり方」がイラストとともに紹介されています。別段調理が必要なわけでも、特殊な包装がされているわけでもないのに。しかし丁寧だなと眺めているうちに、なんだか面倒だなということにも気がついてしまいました。袋から直でつまんで食べるのではなく、手に一回出して食べるようです。これじゃ無駄に両手が汚れまくりです。

ど~ん太郎

これも乾麺タイプの駄菓子です。「キツネなし!」と、キツネが叫んでいます。キツネうどんの画像を使っているので、油揚げも入っていると勘違いさせてはいけないという誠実さから「キツネなし!」というネガティブセンテンスをど真ん中に配置しています。

しかし、そんなネガティブ要素をおおっぴらにびっくりマークまで付けて叫ぶわけがないという先入観と、あまりに堂々たるキツネのキャラクターの存在のせいで、「キツネなし!」の文字がパッと見「キツネいり!」に見えてしまいます。その心理を計算してのこのパッケージデザインだとしたらとても怖いです。このキツネ、無邪気な顔で笑ってますが、本当に無邪気なのでしょうか。「ど~ん太郎」という無邪気なネーミングに免じて、キツネも無邪気だということにしておきます。

裏面に紹介されている2パターンの食べ方を試してみましたが、そのまま食べたらおいしかったですが、お湯をかけたらおいしくなかったです。

このやきそば屋さん太郎とど~ん太郎の乾麺シリーズ。ここへきてみなさんに大きな誤解を与えているのではないかという不安を抱きました。
召し上がり方はこうですよ~、お湯をかけても美味しいですよ~、などとっても大騒ぎですが、この駄菓子の大きさは


「ちっさ~!!!」という皆さんの心の叫びが聴こえてきます。
上の写真だけでは比較するものがないため、普通のスナック菓子並みのボリューム感に見えてしまっているのではないか、ましてやお湯を入れろというのだからそうとうな量だと思わせてしまっているのではないかとの懸念があり、このたびメンタムリップにご協力いただきました。この量にお湯を入れてしまったら、もうそれは食後カップラーメンのスープを流したあとの台所の流しの三角コーn・・・

どんどん焼き ソース
これに関してはひとことだけです。私が最も社長の顔を思い浮かべてしまう駄菓子と言っても過言ではないでしょう。

太鼓を叩いている女性、セクシーが過ぎます。駄菓子には必要以上の谷間です。

2回にわたって、長々と紹介してしまいましたが、駄菓子の魅力をお伝えできたでしょうか。駄菓子は普通のお菓子以上にいろいろなものを発しています。みんなを楽しませたい、喜ばせたいというパワーがみなぎっています。10円でやきそばが食べられたら楽しいだろうな♪とか、普通の説明じゃなく駄菓子本人からのメッセージをつけたら面白いだろうな♪とか、作っている人たちの遊びゴコロや子供たちへの想いがこぼれんばかりに感じられます。だから私は駄菓子が大好きです。

ぜひこれから駄菓子を見かける機会があったときには、そんなことを思い出しながら手にとってみてください。駄菓子暦15年、そして一生駄菓子宣言を掲げている私からの「駄菓子のススメ」でした。

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