映画「塔の上のラプンツェル」―プリンセスにあこがれるあなたへ―
最新・最強のプリンセス!
多くの女の子が一度は夢見ると言われる「おひめさま」。
ディズニーが記念すべき50作品めの映画に選んだ題材も、プリンセス・ストーリーである「塔の上のラプンツェル」でした。
3月に公開されたこの映画、もうご覧になった方も多いのでは?
元祖ほんわか癒し系勝ち組プリンセスの白雪姫、正統派美人で気品あふれるオーロラ姫、家事をするとき思いだすと元気が出る!頑張り屋さんのシンデレラ、風変りで知的なオタク的部分も備えたベル、強気でセクシーなジャスミン、無邪気でおませなアリエル(※作品年代順、形容は主観)。
ディズニープリンセスといえば、彼女たちが有名どころですが、近年では姫世界の常識を覆した「魔法にかけられて」のジゼルや、初のアフリカンプリンセスである「プリンセスと魔法のキス」のティアナといった新たなプリンセスも登場してきています。
そして今回の「ラプンツェル」。
ディズニー大好きな私はディズニー映画はかなりシビアめに見てしまうのですが、これは本当に最高!!!!!の、プリンセス、そして映画作品でした。
ネタバレしない程度にこの作品の魅力をお伝えします。
魅力その1、姫道オブ姫道
ラプンツェルの魅力、それはずばりかわいさです。
金髪の長い髪に、まるくておおきな瞳、細く長い手足、バービー人形やリカちゃんを思わせるようなその愛らしさ。雑誌の画像やTVの予告編で見るよりも、映画本編中で見るほうがはるかにキュート!!!
というのも、彼女は表情の豊かさがはんぱないんです。コロコロ変わる表情が本当にかわいくって、最高です。
そしてもちろん性格もプリンセスらしさ全開!!!
アリエルを彷彿させる天真爛漫なその振る舞いは、見る者すべてを和ませるマジカル・パワーを持っています♪
個人的には、今までのプリンセスの中でももっとも無邪気で世間知らずなんじゃないかな~と思います。
そして、強い!!!
本当に強いです。あの●●が凶器になるなんて、映画を見るまではぜんぜん思いもよりませんでした。
魅力その2、ダークなプリンス
続いて、プリンセス作品に欠かせないのが王子ポジションのキャラクター。本作品では「フリン・ライダー」がその役を担います。
彼は、そこそこ、いやけっこうブラックです。ダークヒーローです。
これまでのディズニー王子キャラの中で一番近いのはアラジンでしょうか。
弱さやずるさもありますが、いわゆるかっこよくてやさしくてなんでもできる王子様☆(きらーん)じゃないところがかえって魅力的!
王子だけでなく、プリンセス作品にはお決まりのヴィランズ(※ディズニー映画の悪役をファンはこう呼びます)や、姫のおともだちであるかわいい動物たちといった脇を固めるキャラクターも、非常にキャラが立っています。
魅力その3、ストーリー
さらに、ストーリー。
核心にふれられないので多くは語れませんが、笑いあり涙ありときめきあり、夢、たくさんあり!!!現実では絶対にありえない、でも、見ていてすっとするマジカルさにあふれています♪
中でもこわーい顔の方々が、ラプンツェルの一言にとった衝撃のリアクションは最高です!!!
キャラクターもストーリーもまさに王道ならぬ”姫道中の姫道”をつきぬけています!
魅力その4、最高の演出
これは物語だけでなく、「映画」としても最高級の作品です。
本作品はCG作品がゆえの映像美が随所に感じられます。
第一に、物語で重要な意味を持つ”ラプンツェルの髪の毛”。ほんとにキラキラと眩い輝きを放っています!!
これはかつてのディズニープリンセス作品ではお目にかかれなかった美しさだと思います。
さらに、物語で重要な意味を持つ(2回目)”灯り”。
闇夜に舞う蛍のように、画面いっぱいに広がる灯りは本当にロマンティックが止まらない!CMでご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、映画館の3D映像で見るとまた何倍も素敵に感じられます。
そして、音楽も最高です。ご存じでしょうか、「アラン・メンケン」氏。彼が楽曲提供だとは知らずノー情報で映画を見に行ったのですが、エンド・クレジットを見て「この素晴らしさは彼でしかありえなかった!」と納得しました。
アラジンの「A Whole New World」、リトル・マーメイドの「Under the Sea」美女と野獣の「Beauty and the Beast」など、アカデミー賞受賞曲も多い名作曲家です!
これまでたくさんの感動的楽曲を提供してきたアラン・メンケン氏ですが、ラプンツェルの楽曲も物語を最高に盛り上げています♪
最後に、製作総指揮はなんとあの「ジョン・ラセター」氏。
そう、あの「トイストーリー1・2」の監督をされた方です!!!
彼に任せておけばもう何の問題もありません。本当に、最高のクリエイターです。
劇場上映はGWまで!
「最高」をやたら連発してしまいましたが、映画「塔の上のラプンツェル」、本当に、これまでのプリンセス作品にまさるともおとらない名作となっています。
多くの映画館での上映は、ゴールデン・ウィークとともに終了となるもようです。ふだんディズニー映画をご覧になる方はもちろんのこと、そうでない方も、ぜひこの感動を一緒に味わっていただけたらうれしいです!!!