夏こそ、ぶらり散歩旅!!大阪&京都編
夏休みを利用して、体を動かしませんか?
とは言っても、いきなり真夏日にランニングはちょっと…
という方に、おススメなのが、散歩旅。
大坂や京都へ観光をしつつ、散歩によって身体を動かしてみてはどうでしょうか?
旅行をすると食べ過ぎてしまう人にもおすすめです。
また、今回は徒歩で行けるルートと、その近郊にある名所も紹介するので、その地域に住んでいる方も散歩コースとして活用してみてくださいね。
旅行者の方は駅などに地図が置いてあるので、出発前にその地図をもらっておきましょう。
大坂(難波~四天王寺)
道筋は難波駅から始まります。
まず大国町駅まで直進し、今宮戒駅方面へ左折します。
そのあと逢坂を越えると、四天王寺に到着します。
通天閣
今宮戒駅を過ぎると右手に見えてくる、大坂を代表する一つの名所です。
info:避雷針を含めた高さは103mで、「天に通じる高い建物」という意味で、藤沢南岳が命名しました。
塔の側面に日立製作所が広告を取り付けてあるからか、毎日正午には日立の樹のCMソングが流れているそうです。
初代は1903年に開催された第5回内国勧業博覧会の会場跡地に、パリのエッフェル塔を模して建設されました。
しかし、直下にあった映画館の火災で通天閣の脚部が加熱され、また戦時中だったため、通天閣は鉄材を軍需資材として献納するため1943年2月13日に解体されました。
そして、現在の通天閣は1956年に再建されました。
安居天満宮
逢坂を登っている途中にあるのが安居天満宮です。
info:この神社は少彦名神が祭られており、菅原道真が大宰府へ左遷された際に風待ちのために休息をとった為、それ以降菅原道真も祭られるようになりました。
そして、戦国時代の武将の真田幸村が戦死したところと言われています。
真田幸村は大坂の陣で豊臣側に付き、徳川家康を震え上がらせましたが一歩届かず敗走した際、この安居天満宮の境内の松の下で戦死しました。
当時の松は枯れてしまったため、昭和26年に再び植樹されました。
「幸村祭」が5月7日に行われるそうです。今年は終わってしまいましたが気になる人は来年是非足を運んでみては如何でしょう。
天王寺動物園
公園北口信号の手前に、天王寺動物園が見えてきます。
info:1915年1月1日に、日本で3番目の動物園として開園しました。
世界的にも珍しいキーウィの飼育展示を日本で唯一行っています。
ごはんやおやつを動物に与えるタイムスケジュールも公開しているので、動物達の活発な姿が見たい人は要チェック!HPクリック
また、1月8日に今宮戎神社の福娘から、動物たちに広く福を授かるよう福笹の贈答イベントが行われます。
四天王寺
一心寺前を四天王寺前信号に進むと、目の前に見えてくるのが四天王寺です。
info:物部守屋の征討の際に聖徳太子が四天王に戦勝を祈願して、寺院の建立を発願したことが契機で建てられた日本仏教の最初の寺。
四天王寺式伽藍配置の名前でご存知の人も多いのではないでしょうか?
中門、五重塔、金堂、講堂が一直線に並べられ、それを回廊が囲む建築様式です。
また、西大寺会陽、黒石寺蘇民祭と肩を並べる、日本三大奇祭の一つ「四天王寺どやどや」が1月14日に行われています。
元旦から始まる修正会の結願日に行われる行事で、修正会とは、毎年正月、天下泰平・五穀豊穣を祈願する行事で、正月に修せられることから修正会と呼ばれています。
このどやどやは六時堂前に紅白のはちまきにしめこみ姿の若者たちが集まり、魔除けの護符を奪い合う勇壮なお祭りです。
ちなみに、江戸時代に地元の人たちが裸で魔よけの札を奪い合ったのが起源とされ、名前のどやどやの名称は、宝印を受けようとして、どやどやと六時堂に群衆する人の様子から付けられたといわれています。
京都(東山駅~京都駅)
東山駅から祇園に向けて歩き、東山五条へ右折。
そのまま五条大橋を抜け、五条で左折し京都駅へ向かいます。
知恩院
法然上人の遺骨を納め、知恩院大谷寺と号したことが始まりです。
この知恩院の名は、遺弟たちが上人報恩のために行った知恩講に由来しています。
法然上人が1212年に亡くなり、今年が800年の節目に当たり800年大遠忌を盛大に行うそうなので、今年は知恩院から目が離せません!
長楽館
知恩院から円山公園内にある、明治時代の実業家で煙草王と称された村井吉兵衛の旧京都別邸の洋館が今はホテル、レストランとして使用されています。
昨年、100周年を迎えたものの、家具は当時のものがそのまま残されており、一歩中に足を踏み入れると当時にはまだ珍しかった洋風の家具は一見の価値があります。
名前の由来は、伊藤博文が完成したばかりの長楽館へ滞在し、窓からの眺望に感銘し額に「長楽館」と記したことに由来しています。ティーブレイクを入れる時はここから景色を眺め、伊藤博文が感じた「長楽」を感じてみましょう。
清水寺
info:京都でも有数の観光地でありながら、平安京遷都以前からの歴史をもつ京都では数少ない寺院の1つです。
また、古都京都の文化財としてユネスコ世界遺産に登録されています。
その知名度は格別で源氏物語、枕草子、更級日記、梁塵秘抄』などの平安時代の文学は勿論、浄瑠璃、歌舞伎などにも清水寺が登場します。
五条大橋
東山五条を抜けると鴨川に掛かるこの橋が架かっています。
info:五条大橋は弁慶と牛若丸が出会った場所とされ有名ですが、実は平安時代の五条通は現在の松原通に相当することから当時の五条の橋は現在の松原橋付近だそうです。
その後1590年に、豊臣秀吉の命で>増田長盛が石柱の橋に改修し、昭和まで使われることになります。
しかし、昭和10年の鴨川洪水の後、川底が掘り下げられたため撤去され、昭和34年に工事にともない現在の橋が架け替えられました。
最後に
今回紹介したのは結構な距離ではありますが、目指す名所に行くまで、歩いて身体を動かすことで、まだ誰も知らない新しい発見があるかもしれませんね。
つい家にこもってしまい、夏バテを起こしてしまいがちな方は是非、散策で身体を動かしてみましょう!
また、散歩のときは水分補給を忘れずに!!!
※infoはwikipedia参考