華やかな世界にようこそ!宝塚歌劇入門
きらびやかな女の園~宝塚歌劇団~
スパンコールがぎっしりのきらびやかな衣装を身にまとい、独特の舞台メイクをした女性が出てくる謎の劇団…。
私は宝塚を初めてみるまでそんなイメージを持っていました。
正直、初めて見るまでは馬鹿にしていました(笑)
14歳の春にあの有名な『ベルサイユのばら』を初観劇。
私が、宝塚の作り出す甘美な世界にはまった瞬間でした。
宝塚の基礎知識
宝塚歌劇団の一番の特徴は、出演者は女性だけだということ。そして男性の役は男装した女性が演じるということがあげられると思います。
実は世界的に見ても、役者が女性だけで編成された劇団は宝塚歌劇団だけです。
男性の役も女性だからこそ、女性のつぼをおさえて格好良くキザに演じることができるのでしょう。
女性の気持ちを一番知っている役者が演じる。それがあらゆる女性をとりこにする、あの華やかで麗しい世界を生み出しています。
宝塚歌劇は花・月・雪・星・宙という5組の構成から構成されており、それぞれが順番に全国の舞台に出演します。
各組にはそれぞれ看板的存在である男役・娘役、それぞれの主演スターがいます。トップの下には二番手、三番手と続き、トップになるために、組員は日々切磋琢磨して歌、演技など自分の見せ方を研究しているそうです。
しかし、その中でもトップまで昇りつめることができるのはたった一握り。
実力と人気がものをいうシビアな世界…。
だからこそ、トップにはやはり選ばれぬかれた人独特の雰囲気、美しさ、格好よさがあり見ていて惚れ惚れしてしまいます。
公演の内容としては、ミュージカル、レビュー、ショーと多岐にわたり、大体がミュージカルとレビューショーどちらかの二本立てになっています。
大規模なレビューやショーを定期的に上演する劇団は世界でも宝塚歌劇だけ。
「エリザベート」や「スカーレットピンパーネル」など有名なミュージカルはもちろん、このごろは「メイちゃんの執事」や「逆転裁判」など漫画を舞台化したものも公演され、以前よりもずっと近寄りやすくなったのではないでしょうか。
どの公演でも共通する男役の一糸乱れぬダンスや娘役の優雅な舞は必見です!ぜひ会場に足を運んで自分の目で確かめてください!
宝塚を見よう
全国には宝塚歌劇専用の劇場がいくつかあります。
宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)…宝塚歌劇の本拠地。年に5組で10公演上演します。基本的には過去作品の再上演を除いては、全て新作を上演しています。
東京宝塚劇場(東京都日比谷)…東京での宝塚歌劇専用劇場。宝塚大劇場で上演した作品を同じサイクルで上演します。
その他にもバウホール、博多座、中日劇場などで公演をしています。
宝塚のチケットはとるのがとても大変です。主な取り方は5つ。
①チケットぴあやプレイガイド、宝塚チケットカウンターなどで並んだり電話で。
② 宝塚友の会③ 貸切公演④ オークション⑤ ファンクラブ
チケットぴあなどが主流なとり方だと思います。
チケットの定価です。
宝塚大劇場 | 東京宝塚劇場 | |
SS | - | 10,000 |
S | 7,500 | 8,000 |
A | 5,500 | 5,500 |
B | 3,500 | 3,500 |
立ち見 | 2,500 | 2,500 |
少しお高めな印象がありますが、値段の分の価値はあると思います。初めてだったらS・A席あたりで見てみるのがいいと思います。
宝塚、華やかな世界
チケットを取ったら、会場に足を運びましょう!
豪華なシャンデリアや赤い絨毯、華やかな舞台、うっとりとしてしまうラブストリー…。
オペラグラスを持って、いつもより少しおしゃれをして出かけてみてください。観劇の後は少し足をのばして銀座でおいしいものを食べて帰るのも贅沢ですね。
宝塚を見たことがない方は一度見てみてください。俗世を忘れる世界にうっとり…。幸せな気分になれること間違いないですよ。